5月15日(木)、本校はニュージーランドのワンガヌイ地区評議会およびユニバーサルカレッジオブラーニング(UCOL)との学術交流に関する覚書を締結しました。ワンガヌイ地区評議会は、市長ほか、20名等の評議員からなり、ワンガヌイ市の政策、方針を決める組織で、この方針に沿い、経済、教育、技術開発等を展開するWhanganui&Partnersの支援で、地元企業との連携が強いUCOLと一緒に、今後、高専のグローバル化を推進することになります。
調印式には、ワンガヌイ地区評議会からSarah O’Hagan氏、UCOLからはJan MacGibbon氏が、また、Whanganui&PartnersからはTim Easton氏とRach Hoski氏が、また、マオリ族の支援組織の代表であるKatarina Hina氏が列席されました。
この度の協定締結により、本校の学生のUCOLでの実践英語学習に加え、ワンガヌイ地区での研究派遣、さらには企業インターンシップが実施できるようになります。また、ワンガヌイ市での本校教員の技術紹介等も計画もされており、教職員・学生のグローバル化に全面的に協力いただく体制が整いました。
調印式後には、本校の副校長や国際担当職員と今後の交流について具体的事項のミーティングを行ったほか、学内施設や研究室も見学し、本校への理解を深めていただきました。研究室では、学生から英語での研究説明もあり、現場での熱心な議論がされました。学内見学終了後、さらにニュージーランド派遣に興味を持つ学生へ向けた説明会も実施され、ワンガヌイ市の魅力やUCOLでのプログラムについて参加学生は熱心に聞き入っていました。同市での企業インターンに興味を持つ学生からは、英語で質問がされるなど、とても有意義な時間となりました。
また、5月15日の午前には、調印式に先立ち、本校の仲介で、鶴岡市役所の商工観光課を訪問し、鶴岡市ーワンガヌイ市のユネスコ都市としての将来連携についても話し合いが持たれました。翌日は、地元企業の視察等を通して、鶴岡市の地場産業の理解を深められました。
今年度の連携予定として、8月、9月の夏季休業中には約1ヶ月程度の企業インターンと研究派遣が、2−3月の春期休業中には語学研修プログラムの実施計画されており、具体的な協議を行っているところです。
- 調印式にて
- 研究室見学中の1コマ
- 研究室見学中の1コマ
- 学生向け説明会にてお土産を受取る学生
- 学生向け説明会の様子
- 学生向け説明会を終えて記念撮影