【活動報告】協定校とオンライン交流を実施しました

 2021年3月11日に「さくらサイエンスプラン」の支援をうけ、タイのラジャマンガラ工科大学ラーンナー校(RMUTL)とオンライン交流事業を実施しました。RMUTLとは2019年5月に学術交流協定を締結して以来、お互いに訪問し合い交流を深めてきました。今年度RMUTLの学生を招へいする計画でしたが、コロナ禍の影響で中止となったことから、引き続き親睦を深めることを目的にオンライン・ミニ・シンポジウムを開催し、学生・教職員など計17名が参加しました。

KOSENウェザーステーション

はじめに、鶴岡高専の神田教授(副校長)、RMUTLのノパドン教授(学部長)からそれぞれ、今回の発表と将来も交流を継続していくことに期待を寄せる挨拶がありました。鶴岡高専の金准教授(情報コース)から学校紹介をはじめ農業ICTについての発表があり、続いてノパドン教授からも学校紹介と学部についてお話しいただきました。両校で学生の派遣・受入れが可能であることを再確認することができ、受入れの条件や予算など具体的な情報交換を行い、双方にとって有意義な時間となりました。その後、鶴岡高専の学生2名がそれぞれKOSENウェザーステーション、トマト収穫ロボットの研究内容を英語で発表し、質問が飛び交い白熱した議論が繰り広げられました。

トマト収穫ロボット

オブザーバーとして参加いただいた支援企業(両校の協定締結の橋渡しとなった企業)からは鶴岡高専による社会実装を期待する声をいただくほど、興味を持っていただきました。

続いて、RMUTLの学生から、空き缶・空ボトル(プラスチック)と魚へのエサ供給を結びつけたSDGsに関わる発表があり、活発な質疑応答が交わされました。双方の学生らは少しでも英語を理解しようと熱心に発表に聞き入り、学生にとってもコロナ禍における貴重な国際交流となりました。

今回初めてタイの海外協定校とオンラインでのミニ・シンポジウムを開催し、短時間でしたが話が盛り上がり終了時間を超過するなど、これまで築いてきた友好関係をさらに深め、今後の実招へいに繋がる素晴らしい機会となりました。

聴講する学生と教員

参加者集合写真

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