シンガポール協定校ニーアンポリテクニックとオンライン交流を実施

 11月24日(木)、昨年度に引き続きシンガポール協定校とオンライン交流を実施しました。協定校ニーアンポリテクニックとは2013年より相互交流、学生交流を続けてきました。今年度の留学再開を目指していましたが、残念ながら中止となりました。そのため、交流を途絶えさせることなく継続していくため、今年度もオンライン交流を開催しました。

 昨年度はシンガポール・鶴岡で案内したい名所を紹介する文化交流を行いましたが、今年度はお互いの研究成果を発表する研究交流へとテーマを変更しました。

 本校からは3年生4名が参加し、オセロロボットを紹介。学生らが3D プリンターでパーツを作成するところから始め、画像処理により駒を判別し、AIと人間が対戦できるようプログラミングしたロボットです。ロボットについて説明をしたのち、実演も行いました。ニーアンの教員と学生らは、興味深く実演に見入り、ロボットアームが駒を運び、駒を裏返す細かな動作まで確認していました。

 ニーアンポリテクニックの学生らは、現在取り組んでいる「社会をより良くするためにITを活用すること」をテーマに発表しました。貧困層の多く住むエリアに実際に何度も足を運んだこと、そこから見えた社会問題、それらを解決するために行き着いたIT活用方法を説明しました。本校教員からは実際の社会問題に取り組むPBL (Project Based Learning/問題解決型学習)の姿勢に感心の声が上がり、本校学生は解決策として開発されたプログラムに学びを得たようです。

 次に、ORIENTAL MOTOR ASIA PACIFIC PTE. LTD.(オリエンタルモーター(株)シンガポール支社)の引田貴さんより、海外支社に勤務することになった経緯から体験談を交えてお話しいただきました。本校学生がシンガポール留学をする際は、シンガポール工場を見学させていただいているご縁から、今回もご参加いただける運びとなりました。学生らは、地元企業の海外支社ということで、海外で働くことを身近に感じるともに関心を強めたようです。

 最後に、ニーアン学生からぜひ鶴岡に行きたいと発言があり、今後も両校の継続的な交流と留学再開に向けた期待を込め交流会を締めくくりました。

オセロロボットを実演する本校学生ら

熱心にニーアン学生の発表を聞く本校教員と学生

ニーアン学生の発表について議論する本校教員と学生

オンライン交流の様子

 

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